クリントン候補は、次のように述べた―
「我々は、あの時、大変複雑で困難な状況にあった。リビアは、米国があの国に秩序を確立させることを望んでいなかった。しかし彼らは、自分達の安全を保障する事が出来なかった。」
これに対し、討論相手のサンダース上院議員は「クリントン氏がリビアにおける『体制の交替』を支持しながら、ホワイトハウスにはその後の行動プランが無かった」として、彼女を批判した。
一方クリントン候補は「オバマ政権は、国連の勧告に従ったまでだ」と反論した。
2011年、リビア国内の騒乱は、内戦へと発展した。この年の3月、国連安全保障理事会は、当時のカダフィ政権から平和的に暮らす一般住民を保護するためとして、介入を容認した。米国主導による連合軍、そしてフランスおよび英国が、リビアを空爆した。