今年第1四半期、生産は前年比で約30%落ち込んだ。その原因は、iPhone 6S及びiPhone 6S Plusの売れ行きが思ったほど伸びていないからだ。
外国のマスコミ報道によれば、Apple社は、ニューモデルiPhone SEの販売に期待をかけているとの事だが、もしそれが成功しても、SEが補える損失分は20%に過ぎない。
生産の長期にわたる落ち込みは、その部品を供給している一連の会社の財政状況に否定的な影響を及ぼす可能性がある。ディスプレイを生産しているJapan Display とSharp、メモリーカードを供給しているToshiba、画像センサーを作るSonyといった企業は、今年4月から6月の利益予想を下方修正しなければならないかもしれない。
関係筋の情報によれば、iPhoneの生産減少は、今年末まで続き、その後もさらに半年それが続けられる可能性がある。