ジェームズ・クラッパー米国家情報長官は、米議会軍事委員会を前に「我々は、冷戦と似たような別の発展スパイラルへ進む可能性がある」と述べた。ニューヨーク・タイムズが伝えた。
ニューヨーク・タイムズは、軍拡競争の証拠として、米露中の新たな開発を挙げている。同紙によると、中国は極超音速機のテストを行っており、米国も同様のプロジェクトを開発しているほか新たな巡航ミサイルの開発にも取り組み、核兵器の近代化も行っており、ロシアは大型ミサイルに小型の弾頭を搭載し、水中無人機を開発している。
ビル・クリントン政権において米国防長官を務めていたウィリアム・ペリー氏は、より小型化された核兵器の製造と非核兵器改善の際に、その使用はそれほど不可能ではないように思われ始め、緊張の高まりの防止はさらに困難なものとなるとの見方を示している。