石油産業労働者の大規模なストライキにより、クウェートの原油生産は50%以上も落ち込んだ。
主要産油国間で合意はできなかったものの、それ以外に、市場における需要と供給のリバランスに対する期待感が、原油市場を支えた。
ロンドンのインターコンチネンタル取引所(ICE)でのブレント原油の6月先物取引では、1バレル=$43,7だった。
またニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)でのWTI(米国産標準油種)の5月先物取引では、同じくモスクワ時間朝8時の段階で0,08%下がり、1バレル=$39,75となった。
17日にカタールの首都ドーハで開かれた産油国会合は、増産凍結で合意できなかった。ロイター通信が報じた。
ロイター通信によると、カタールのアル・サダ・エネルギー相は、6月に開かれる次回のOPEC総会までに「さらに協議する必要があるとの認識で一致した」と語った。
産油国会合は、6時間半遅れで始まった。代表団の消息筋によると、サウジアラビアが突然イランを含むOPEC全加盟国が合意に加わることを要求したため遅れたという。
一方で、今年初めに国際的な制裁が解除されたイランは、産油量を制裁前の水準に引き上げる意向を示し、ドーハ会合に代表者を派遣しなかった。