オバマ大統領は、ロンドンで若者達を前に演説し、次のように述べた-
「TTIP協定の締結は、困難な課題である。なぜなら各国は、部分的にこだわるそれぞれの国益を持っているからだ。合意締結のためには、各国は、何かを捨て去らなければならない。」
TTIPに関する合意文書は、それを採択する事で、EU諸国と米国の間の関税率引き下げ、そしてビジネスを規制する障壁の撤廃を可能にし、それにより、二つの経済空間で活動する企業への要求は、比較的ユニバーサルなものになる。一方TTIP反対派の人々は「合意は、欧州内での規制措置を緩め、監督・管理を弱めるよう強く求める多国籍企業の利益ばかり反映したものだ」と主張している。