トルドー首相は、次のように述べた-
「私は極めて明確に述べたい。カナダは直接的にも間接的にもテロリストに身代金を支払わない。そして今後も支払うことはない。これには具体的な理由がある。まず、これがテロ組織の重要な資金源であり、これらの組織が後に世界中の罪のない人々の殺害を続けることは明白だからだ。しかし、さらに重要なのは、身代金を支払った場合、我々は、暮らし、仕事をし、世界中を旅する大勢の人たちの命を脅威にさらすことになることだ。」
昨年、フィリピンのリゾート地からカナダ人のジョン・リズデルさんとロバート・ホールさん、ノルウェー人のクヤルタン・ セキングスタドさん、フィリピン人のマリテス・フロールさんが、過激派集団「アブ・サヤフ」に連れ去られた。
「アブ・サヤフ」は身代金約630万ドルを要求したが支払われなかったため、うち1人を殺害した。
「アブ・サヤフ」は、1991年にフィリピン南部および東南アジアの別の地域にカリフ制を樹立するために設立された。先に「アブ・サヤフ」のメンバーは、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」へ忠誠を誓っている。