特使はその前、2時間にわたり、米ニューヨークで開かれた国連安全保障理事会を前にした電話会議形式で行われた作業について報告した。
特使の報告は、小さな進展があったものの、ロシアと米国が責任を持つシリアでの停戦体制が維持されなかった場合、この進展は水泡に帰する可能性がある、というものだった。
特使によると、シリア情勢は、同国での停戦体制がロシアと米国が「奇跡を起こすことに成功した」2月下旬の水準に回復するまでは、シリア政府と反体制派による協議の新ラウンド実施を無意味にするほどのレベルにまで悪化したという。
特使は、今後「さらに少なくとも2ラウンドあるいは2ラウンド」が控えているため、5月に協議を実施することを望むと指摘した。