マッキンゼー・アンド・カンパニーの分析によれば、欧米の投資家らにとってこれまでの30年は株や国債からの収入が今までの100年の平均値より高く、「黄金時代」だった。だが今、この「黄金時代」も終焉に近づいており、これからの10年はインフレが高まり、経済は弱体化し、収入は下がる。
専門家らはこれからの20年で欧米の株市場では収益率は4-5%ダウンし、国際市場も現在より多少低めの1%落ちる。
見方を変えれば、西側証券市場の「黄金時代」の終焉はロシアも含めた発展途上国にとってはプラスとなる可能性がある。投資家らはより収益性の高い株を探し始めるため、そのカテゴリーにまず当てはまるのが発展途上国の市場となる。