移動は現地時間で午前6時ごろから始まった。「ヨーロッパ1」によると、同キャンプは地下鉄駅「スターリングラード」近くの鉄道橋の下にある。
キャンプでは1000人以上が暮らしており、その多くはスーダンとアフガニスタンから来た人々。
イル=ド=フランス地域圏のソフィー・ブロカ事務局長によると、難民はイル=ド=フランス地域圏の中心部などに移動するという。現在難民たちは専用のバスに乗せられており、この後、新たな滞在場所へ向かう。
難民の多くは、同キャンプから出ることを喜んでいる。24歳のアフガニスタン人のムスタファさんは、このキャンプで約1か月暮らしたが、「ここから出ていけて嬉しい」と指摘した。ムスタファさんによると、同キャンプで喧嘩が起こらなかった日は一日もなかったという。