トカチェフ農相は「我々はロシアのアルタイ地方からカザフスタンを通り、中国の新疆ウイグル地区まで淡水を輸送するプロジェクトを提案する準備がある。近い将来にもカザフスタンの同僚も加えて、協議を行う」と語っている。
トカチェフ農相によれば、この問題は中国、ロシア双方の専門家レベルでの策定が要される。
農業省の発表では、ロシアは春の出水で出される水を中国に対し、年間7千万立方メートル差し向けることができる。
2月中旬、世界で淡水不足に悩む国についてのオランダのトゥウェンテ大学の調査結果が発表。それによれば水不足に悩む世界人口の半数がインドと中国に集中し、残りの50%は豪州、バングラディシュ、パキスタン、ナイジェリア、メキシコ、米南西部のカリフォルニア、テキサス、フロリダ州に分散されていることがわかっている。