先にイラン政府は、原油採掘量を、制裁導入前のレベル、つまり一昼夜およそ400万バレルの水準に戻し、世界市場における自国の割り当て分を回復させたいとの希望を明らかにしていた。なおイランがこうした立場をとったことが、4月17日にドーハで開かれた主要産油国会合が不調に終わった原因の一つとなった。ドーハでは、原油採掘量を今年1月のレベルで凍結する可能性が探られた。
イランのTV報道では「ザンガネ石油相が目指していた採掘量の、しかるべき数値は達成された。イランは、採掘凍結プランに加わる可能性がある」とのことだが、カムサリ・スポークスマンによれば「問題の最終決定は、石油省が下すことになる」。