党大会第2日、金正恩第一書記は、初日に開始した活動総括報告を終えた。その演説の中には「朝鮮労働党は、朝鮮人民の勝利の組織者であり続けるだろう」との文言がある。
大会参加者らは、予想された通り、第一書記の報告を熱狂的に支持した。特に朝鮮労働党中央委員会の金己男(キムギナム)書記は、報告を綱領的文書と呼び「党は、大会の決定実現のために全力を尽くすだろう」と約束した。
北朝鮮の軍の代表達も、重要な発言をしている。朝鮮人民軍の李明秀(リミョンス)総参謀長は、軍事を優先し人民軍を主力として国を発展させてゆく政治路線である「ソングン(先軍)」思想は、革命の主力であり続けていると述べ、また朝鮮人民軍の力が、かつてない高みに上り詰めたことにおける金正恩第一書記の功績を指摘した。 また李明秀参謀総長は、米韓軍事演習の結果、朝鮮半島をめぐり作り出された困難な状況にあっても、軍は「ソングン」思想を守り抜くと誓った。
防衛研究アカデミーのワン・チハン総裁は、核エネルギー開発発展における成功を指摘し、朝鮮が核大国になったことは、朝鮮人民最大の幸福であると述べた。
なお改革派の中心人物とみなされている朴奉珠(パク・ポンヂュ)首相の発言から判断する限り、北朝鮮においては、金正恩指導部のもとで現在行われている経済改革路線が今後も続けられるものと期待できる。朴奉珠首相は、金正恩第一書記の路線に忠実である立場を確認し「第一書記の報告の中には、強い経済を持った大国の建設に向け必要な、あらゆる処方箋が含まれている」と強調した。