オルティス氏は、次のように予想している-
「今年末までに、原油市場は、高い原油メーカーが去ることで、1日190万バレル縮小する。そうしたメーカーは主に、米国に基盤を置き、ペルシャ湾岸諸国の安い原油生産国と競争できないからだ。
公式的な統計データによれば、米国の原油採掘は、2015年と今年2016年、同様に、一日70万バレル落ち込んだ。
サウジアラビア、そしてロシア、アフリカ、インドネシア及び南米の安い原油メーカーの戦略が勝利した。こうした国々のメーカーは、この領域への政府の干渉なしに、自分達の市場での持ち分を守ることを期待したのだ。」
4月17日のドーハでの産油国会議は採掘レベル凍結の合意に失敗。理由はサウジアラビアを筆頭とする一連のOPEC加盟国が最後の瞬間に立場を翻したため。会議参加者らは6月のOPEC定例サミットで同じ問題に立ち返ることで合意。