上院は既に180日間大統領を罷免することを12時間討議している。これまでのところ、35人の上院議員のうち28人が弾劾に賛成。このイニシアチブを通すためには41人の投票が必要。
180日間、大統領を一時的に解任するためには、少なくとも上院議員41人の賛成が必要だ。また最終的に大統領を弾劾するためには、最高裁判所長官を議長に、上院で個別の会議を開き、少なくとも54人の議員の賛成を得なくてはならない。そしてもし弾劾が成立した場合、大統領の職権は、2018年の選挙まで、テメル副大統領が遂行する事になる。
野党勢力は、ルセフ大統領の弾劾達成を試み、議会にルセフ大統領の辞任要求を提出すると共に、脱税疑惑及びおととし再選された際に、公的資金を使用したとの疑惑の調査を要求している。
ルセフ大統領は、すでに昨年10月にも、自分を解任し国内に憎悪の雰囲気を創り出す事を通じて、国家クーデターを起こそうとの企てがあると発言していた。
ルセフ大統領は、自分に向けられたあらゆる非難を否定している。彼女は、2011年1月1日からブラジル大統領のポストにある。