報告書の中では、状況の進展に関し、肯定的なもの、否定的なもの、そして最も現実的なものという3つのシナリオが示されている。
否定的なシナリオの中では、原油価格は2040年までに1バレル=$76の水準となると規定している。またもっとも現実的なシナリオとしては、2040年までに原油価格は$141になるとしている。そして最も好ましいものとして挙げられたのが、25年後には史上最高値に達するという、1バレル=$252ドルだった。
こうしたバリエーションは、OECD(経済協力開発機構)諸国のGDPの伸びのテンポが、平均年4,5%のテンポで伸びた場合、またそれらの国々の経済が安定して発展した場合、可能になるとのことだ。