ニューヨーク・タイムズ紙が欧州および米国の情報機関職員の話として伝えたところによると、「アルカイダ」はパキスタンで無人機攻撃による深刻な損失を受けた後、代わりとなる本部をシリアにつくる意向。そのためにテロリストらは、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)との激しい対立に入る用意などもあるという。
「アルカイダ」は今まで「アル=ヌスラ戦線」を支援するためだけに自分たちの「首長国」をシリアに樹立する案を拒否していたが、テロリストらは今、シリアが欧州や米国を攻撃する拠点となり、トルコ、ヨルダン、レバノンなどの近隣諸国から新たな戦闘員を誘致できる可能性があると考えたという。