2060年までに10億人以上が浸水の危機

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2060年までに海面上昇による浸水、大嵐による満潮、天候条件の急変化によって水に飲まれる危険にさらされる市民の数は沿岸部で10億人を越える。英国人道組織「クリスチャン・エイド」の報告で明らかにされた。

レポートによれば、中でも一番洪水の危険にさらされているのは米国、インド、中国、バングラディシュの沿岸部市民。インドのなかではカルカッタ(1400万人)とムンバイ(1140万人)が最も危険度が高い。

レポート作成者は、こうした数値は5月23-24日にイスタンブールで開催の世界人道サミットを目前に控え、危険信号を送るものとし、最優先課題は炭素ガスの放出削減と化石燃料から炭素ガスの含有量の低いエネルギーへの切り替えと訴え、国際機関に対し、嵐や洪水の影響と闘うための支援を呼びかけている。

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