ルペン党首は、次のように述べている―
「その理由は簡単だ。EUが立脚する二つの支柱である、シェンゲン協定とユーロが、崩れつつあるからだ。ユーロは、細かくバラバラになりつつある。それは長引いており、この機構を維持するには何十億もの金がかかるが、EUは、死んでしまった星の光線のようなものだ。
現在我々は、狂気じみた拒否の時代を経験している。現在彼らには、この建物を崩壊させないよう、都合のよいあらゆることをする力がある。移民受け入れを欲しない国々に対し、受け入れないと決めた難民一人につき25万ユーロを支払わせる義務を負わせ,彼らを罰すると脅すことは、まさにこのことを裏付けている。
現在体系的にEUがすがっている脅威や恐喝は、まず第一に、彼らが弱っている事の最大の証拠と言える。では今後EUは、何をすべきなのだろうか? もし英国がEU脱退を決めるなら、彼らに制裁を加えるのだろうか?自由貿易協定を拒否するのだろうか?
もしフランスが、EUから離脱するなら、EUは、その存在を停止するだろう。」