新聞「ガーディアン」によれば、客室内の床を我が物顔に歩き回る2匹の毒グモ・タランチュラが発見されるや、驚いた機内の乗客らは、すぐに自分の席の上に上がり、クモに足を狙われないよう注意した。この珍事は、4月の末に起きたが、やっと今になって公にされた。
女性の乗客の一人は「その時私はスカートをはいていたんですが、クモが私の足に上がってきたんです。ちょうど食事時間中でした。主人が、プラスチックの容器でクモを捕まえようとしてくれたんですが、クモはうまく逃げてしまって、娘はショックのあまり泣き出すし、もう大変な騒ぎでした。スチュワーデスは、もうどうしてよいかわからず、彼女達自身も大変驚いていました。」
結局、一匹のクモは捕まったものの、もう一匹の方は、モントリオールに着陸するまで機内を逃げ回っていた。なお空港では、待ち受けた専門家が、このタランチュラを捕獲した。
騒ぎのもとになったタランチュラは、全長20センチもあり、約2センチの「牙」を持っていた可能性があるとのことだ。