オバマ大統領は、5月26、27日両日に三重県で開かれる伊勢志摩サミット(G7)に出席するため日本を訪れる。これを前に、沖縄県で20歳の女性が遺体で発見された事件で、米軍属のシンザト・ケネス・フランクリン容疑者が女性の遺体を遺棄した疑いで逮捕された。
翁長知事は、「私は米軍基地の大半を預かる沖縄県知事として、県民の生命と財産、そして将来の子や孫の安心安全を守るために、ぜひともオバマ大統領に直接お話をさせていただきたい。安倍総理からその機会をつくってくれるよう心からお願いしたい」と語った。日本のマスコミが伝えた。
翁長知事は、安倍首相にオバマ大統領との面会を求めたという。
翁長知事は、米軍属の男が日本人女性の遺体を遺棄したとされる事件について、許せない犯罪だと憤りを示し、「再発防止や綱紀粛正という言葉を何百回も聞かされてきたが、現状は何も変わらない」と述べた。日本のマスコミが報じた。
沖縄は日本の国土面積の約0.6パーセント占めるにすぎないが、日本にある米軍施設の74パーセントが沖縄に所在しており、米軍の半分以上が沖縄に集中している。沖縄県の発表によると、県内にいる米軍人は2万5800人。その家族の米国籍の市民1万9000人も沖縄で暮らしている。
安倍首相は、日本人女性・島袋里奈さん殺害の容疑で、米軍族のシンザト・ケネフ・フランクリンが拘束されたことに関連して、大きな怒りを明らかにした。
安倍首相は「非常に強い憤りを覚える。さぞ無念だったと思う。今後、徹底的な再発防止など厳正な対応を米国側に求めたい」と首相官邸で記者団に述べた。
米国市民で、沖縄の米軍基地の職員であるシンザト・ケネフ・フランクリン容疑者(32)は、島袋さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕された。4月28日から行方不明になっていた島袋さんの遺体は、米人容疑者の供述どおり森の中で発見された。マスコミが警察の情報として伝えたところでは、取り調べの中で彼は、女性を絞殺したと自白している。