サウジアラビア率いる連合軍が、クラスター爆弾を使用したとみられている。インディペンデント紙が人権活動家の話を引用して伝えた。
クラスター爆弾は、100カ国以上で禁止されている。
インディペンデント紙によると、英国は1980年代と1990年代に大量のクラスター爆弾をサウジアラビア、ならびに同じく連合軍に参加するアラブ首長国連邦に売却した。
Hunting Engineering社が製造したクラスター爆弾は、爆発した際に広範囲に散布される147個の子爆弾を含んでいる。クラスター爆弾は無差別の攻撃を行う。
インディペンデント紙によると、サウジアラビアは先に英国から航空機「トーネード」を購入し、同機からクラスター爆弾を投下しているという。なお英国は、クラスター爆弾の使用に関する全ての非難を否定した。
「英国はサウジアラビア率いる連合軍には入っていない。英国の担当者はイエメンでの空爆、連携、あるいは作戦実施、ならびに(連合軍による)目標の選択や決定の承認プロセスとは関係ない。」
イエメンでは2014年からイスラム教シーア派の一派、フーシ派(正式名称「アンサール・アッラー(神の支持者)」)」及びサレフ前大統領を支持する軍の一部と、地上と空からアラブ連合軍の支援を受けているハディ現大統領支持派との間で軍事紛争が続いている。