報道によれば、サッミットを総括して出される宣言書の中に、G7諸国は「現状に反する一方的な行動」を阻止することが必要不可欠だとみなすとの文言が含まれる見込みだ。
ただ、文書の中では中国には触れられない。またG7の首脳達は、国際法に従って領土紛争を調整する重要性を強調する意向だ。
中国政府はすでに数十年間、南シナ海の一連の島々の領有をめぐり、この地域の複数の国々との間で紛争を続けている。これらの島々の大陸棚には、かなり豊かな石油やガスが眠っているからだ。2013年の末から中国政府は、南シナ海で、人工島づくりに向けた大規模な水力工学的建設作業を開始し、これらの島々の拡大や開発を進めている。