報道によれば「モンゴルがセレンゲ川に計画している3つの巨大水力発電所建設は、バイカル湖の環境状態に取り返しのつかない否定的影響を及ぼす危険性がある。もし必要な措置が取られなければ、湖は、消滅したアラル海のような悲惨な運命をたどるかもしれない。」
ロシアの担当省庁は、すでに、問題解決に向けた方策を模索している。
バイカル湖は、世界でもっとも深い湖(最大深度1642メートル)で、その淡水量は世界最大を誇る。
アラル海は、この湖に流れ込むアムダリア川とスィルダリア川の水を、畑の灌漑用に大量に汲み上げたため、1960年代から干上がり初め、周囲の環境に非常な悪影響を与えている。