自動惑星間ステーション、マーズ・レコネッサンス・オービターからの無線データにより、火星の極冠にある水の氷が層に分割されていることが分かった。これは火星にかつて氷期があったことを示している可能性があるという。
「極冠の上部100〜300メートルに氷の堆積が認められた。量と厚さは2000年代初頭の予測と一致している。氷冠のレーダー観測で氷の蓄積と浸食の詳細な経過が分かった。それは気候変動に関連するものだ」とのこと。
火星の氷期は、地球とは違い、極が平均よりも暖かくているときに発生する。
研究者によると、氷期は約37万5000年前に終了した。