この犬は約1週間前にカムチャツカの空港に置き去りにされた。犬の飼い主は、ペットの犬を飛行機に乗せるためのお金を持っておらず、さらに犬を飛行機に乗せるために必要な書類も用意していなかった。そのため犬は搭乗を許されず、飼い主は犬を置いて飛び立った。
В камчатском аэропорту появился свой Хатико https://t.co/L9jdYQqp8O pic.twitter.com/TtiQuTZlEj
— RT на русском (@RT_russian) May 28, 2016
動物愛護センター「希望の島」のボランティア、マリーナ・ニコレンコさんによると、「SNSユーザーたちのおかげで犬の飼い主をモスクワで見つけることができたが、残念ながら飼い主は犬を引き取ることを拒否した」という。しかし空港のセキュリティ担当者の一人が、この哀れな犬の新たな飼い主に名乗り出たという。ニコレンコさんは、犬と新たな飼い主は「初めて会った日から仲良しになった」と語っている。
この犬はロシア全土で有名になり、SNSユーザーたちから「カムチャツカの忠犬ハチ公」と呼ばれている。ロシア全土から里親の申し出があったという。犬は空港職員や心優しい人たちからエサを貰って暮らしながら、飼い主が現れるのではないかと期待して同地を訪れた人たちを空港でずっと出迎えていた。