G7諸国は局外にとどまることを選んでいるが、現在の日本の状況は世界的な経済危機の新たな段階を告げている。
2000年における技術的な市場の暴落に政府は低金利と大赤字で応じた。その後、問題は不動産セクター、銀行部門で始まり、2008年の金融危機はデリバティブなどの使用によって引き起こされた。その後、さらに低い金利、大規模な財政赤字と様々な実験が行われた。
しかし、これらの手だては米国、欧州、日本のいずれでも対GDP比債務の増大を遅くすることができなかった。そうして世界は巨大な財政赤字とマイナス金利に戻った。