スプートニクがロシア人心理学者らにインタビュー調査を行ったところ、1週間も行方不明となってしまった大和君の両親の状況について一様に、大和君におとらず、かなり大きなストレスを受けていたにちがいないという考察が返ってきた。
そんな1人、セルプスキー記念ロシア国立社会司法心理学術センター、児童心理ラボのエレーナ・ドゾルツェヴァ室長は次のように語っている。
「親御さんたちはこの事件がおきるまでは状況はすべて自分たちの手でコントロールできると思っていたのでしょう。これは親にとってはものすごいショックのはずです。こんなことが起きた後に親御さんに対して何らかの処罰が必要とは思いません。彼らは十分制裁を受けたのですから。」
4日の記者会見で大和君の父親は息子が自分の謝罪を受け止めてくれたことを明らかにした。
共同通信の報道によれば、父親が「つらい思いをさせて、お父さん、本当にごめんな」というと大和君は「うん」と言ってうなずいた。