シルアノフ財務相は、「我々はレートの強化に関心はない」と述べ、ロシア財務省とロシア中央銀行にとって最も重要なのは、「国の通貨の急激な変動を回避し、国際収支の均衡を保つことであり、具体的な値の中でレートを維持することではない」と語った。財務相は、そのために緊縮財政政策の実施を提案している。
またシルアノフ財務相は、今ルーブルのレートに影響を及ぼすことができるのは原油価格だけではないとし、「レートには多くのものが影響しており、そこには利上げする可能性があるとみられている米連邦準備制度の決定も含まれる」と指摘した。
ルーブルのレートは4月後半から1米ドル=65ルーブル(約1円=0.6ルーブル)台を維持している。