イングランドのファン達は、9日夜、マルセイユ港に近い旧市街のアイルランド・パブO'Malley近くで、地元住民と喧嘩になった。スプートニク通信が入手した情報では、乱闘には200人以上が加わったという。 騒乱は、0時を過ぎてから始まった。騒ぎに加わった連中の多くは素面で、パブの隣にあるレストランやバーに、椅子や瓶を投げるなどの乱暴狼藉を働いた。騒ぎを起こしたのが誰かといった、正確な情報はない。
VIDEO | England fans involved in minor scuffles as police use tear gas. pic.twitter.com/3y4fR2akEm
— Martyn Macintyre (@MartynMacintyre) 9 июня 2016 г.
新聞「The Daily Mail」によれば、マルセイユ警察は、騒ぐ群衆の中から「ダーイシュ(IS),貴様はどこだ」といった叫び声が聞こえたこともあり、催涙ガスや警棒を使用せざるを得なくなった。
イングランドのサッカーファン達は「ユーロ2016」で、11日に自国チームとロシアが対戦することからマルセイユを訪れた。マルセイユにはこの日、15万人もの英国のファン達が集まると見られている。
第15回欧州サッカー選手権(ユーロ2016)が、6月10日から7月10日まで、フランス国内9つの都市で開催される。初戦を飾るのは、地元フランス対ルーマニアの試合だ。
ロシアも「ユーロ2016」に参加し、イングランド、スロヴァキア、ウェールズと共にBグループに入っている。
「ユーロ2016」の本大会には、予選突破19チームに開催国フランスとプレーオフに勝利した4チームを合わせ24カ国が参加する。 本大会の枠が広げられたことで、アイスランド、北アイルランド、スロヴァキア、ウェールズそしてアルバニアが初参加となった。
本大会参加国の数が増えたことで、新しいシステムにより、試合が行われる。優勝チームには、2017年にロシアで開催されるFIFAコンフェデレーションズカップの出場権が与えられる。