パン事務総長は「これは最も困難で痛みの伴う決定だった」と語り、サウジアラビアが国連に「許し難い」圧力をかけていた事実を認めた。
サウジアラビアはイエメンでのものも含め、戦闘中に児童が死亡した事件でその主犯国リストから自国を削除しない場合、送金を停止するとあからさまに国連に通知した。
児童の死亡事件の主犯国リストからサウジが削除されたことを受け、人権擁護団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は憤りを表し、パン事務総長に対して書簡を送ったところ、これに対し事務総長は言い訳として、サウジが人道援助プログラムへの送金を停止した場合、さらに多くの児童が苦しむことになっただろうと語った。