日本の学者達は、特別の箱を使った実験により、そうした結論に達した。箱は、音により、中に何があるのか予想でき、それをひっくり返せば中からモノが出てくるようになっている。学者達は、この箱が発する音に対する猫の反応を調査した。
実験には、13匹の猫が参加した。研究者らは、猫の反応を、ビデオカメラを使って記録した。それによれば、猫達は、基本的な物理学的法則(箱の中にモノがある場合、振ると音がする)や、論理学的法則(モノはひっくり返され開けられた箱から出てくる)について、確かな知識があることを示した。
学者達が明らかにしたような能力と鋭い聴覚を組み合わせるならば、猫は、物事がどう発展するかを予測し、状況を評価することが可能だ。先にカナダの学者グループは、猫が聴覚を基礎に、はっきりと見えない対象の存在を予想する能力があることを証明している。