この調査には、32歳から84歳までの米国人4963人が参加した。そのうち男性は47%、女性は43%だった。学者らは、ボランティアの被験者が働いている職場環境を判定し、重要な情報を覚えておき、その後それを使う人々の能力を評価づけた。
それによれば、もし仕事が、新しいスキルの開発や複雑な新たな課題の解決を伴うものであった場合、そこで働く男女は、自分の認知能力を向上させていることが分かった。その一方で、仕事場の秩序も重要であることが明らかになった。カビあるいは鉛のような毒物があったり、うるさく汚れた労働環境は、認知能力を悪化させてしまう。