これは欧州中銀のドラギ総裁が、欧州議会の聴聞会で述べたもので、総裁は「我々は、英国でのEU離脱の是非を問う国民投票実施後のあらゆる不測の事態に向け準備ができている」と伝えた。
これに先立ち火曜日、欧州中銀指導部は、英国がEUを離脱した際の対応策を協議するための会合を開いた。
また先に日本をはじめスイスなど一連の国々の中央銀行は、もし英国がEUからの離脱を決めた場合、市場に追加的流動性を与える用意のあることを明らかにしている。
なお火曜日、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は、上院銀行委員会での報告で、英国のEU離脱のリスクを、米国および世界経済にとって最も重大な脅威の一つであるとした。