環境学者はアイスランド、グリーンランド、スヴァールバル諸島に位置する20以上の氷河からサンプルを採取した。サンプルの分析により、北極圏の様々な地域で同一のタイプの紅藻が生えていると判明した。
北極圏の氷河で紅藻がより頻繁に現れていることはすでに以前より知られている。紅藻により、氷と雪は茶色みを帯びる。
学者によると、白くなくなったことにより氷と雪の光を反射する効果が低下し、太陽光をより積極的に吸収し始め、溶けるスピードの加速につながっている。紅藻がついている氷河は、純粋な氷河よりも13%早く溶ける。
専門家はまた、北極圏の気温が上がってから、この種の藻はさらに活発に繁殖するようになったと指摘している。
以前にも、北極圏の海氷面積は減少したと報じられた。