オーストラリアのおばあちゃんが編んだセーターが石油汚染からペンギンを守る

© AFP 2023 / Anna Zieminckiオーストラリアのおばあちゃんが編んだセーターが石油汚染からペンギンを守る
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オーストラリアに住む98歳の女性、メルル・デウェン=ポートさんは、ペンギンのためにウールのセーターを編んでいる。デイリー・メール紙が報じた。このセーターのおかげでフィリップ島のペンギンたちは凍えることも、石油汚染で苦しむこともない。

デウェン=ポートさんは、ビクトリア州に住んでいる。デウェン=ポートさんはペンギンのためのカラフルなセーターを18年前に編み始めた。これまでにペンギンの保護団体「Penguin Foundation」のために1000枚以上のセーターを編んだ。デウェン=ポートさんは2014年にペンギンを見るため島を訪れている。

ペンギンたちにとっては、ほんの小さな石油の汚れが命取りになるという。なぜなら石油が付着すると羽毛が機能を果たさなくなって水が浸透してしまうからだ。そのためペンギンは凍えたり、重くなったり、エサを取る能力が衰えてしまう。

ペンギンたちは、彼らが「耐水」であることが認められるまで、セーターを着て陸で暮らす。

2001年から島の周辺で石油の流出は起こっていない。そのためデウェン=ポートさんのセーターは、今後事故が起こった時に備えて保存のために送られているという。

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