氏はまた、日本と平和条約を締結することがいかに重要であるかを強調した。
「北方領土の問題を解決できない限り露日関係がより高いレベルに発展することはなく、信頼関係も、相互的な友好感も育ち得ない。」
アリューシナ記者は卒業生たちにインタビューを行った。その結果、多くが翻訳者、外国語としてのロシア語の教師として働き、または大学院で学業を継続するする意思、計画をもっていることがわかった。
日本語学科の卒業生レナは卒業後、通訳者として仕事を開始するのだという。
「まず頭に浮かぶのは、通訳者の仕事は人間と直接な関係があるというポイントです。自分が外国語の意味をわかっても、本当の目的はその外国語が話せない人が通訳者と同じようにこの意味を理解できることにあります。そのため、通訳や翻訳を行う時には外国の文化、歴史、社会の知識と想像力を使わなければなりません。いろんな国の人は考え方が違いますので上手に出来た通訳と翻訳がこれを円滑にします。国によって人の考え方は異なります。こうしたことがうまくこなせる通訳、翻訳家がいてこそ、考えの違いを円滑に乗り越えることができます。」
ロシアの学生の多くが在学中から専門分野で働いている。これはロシアの教育のよい特徴である。中国語学科の卒業生ニコライは修士課程に在籍中から翻訳者として働き始めた。
ニコライ「私は政府機関と多くの仕事をしまた。たとえばロシア捜査委員会のための翻訳者として働きました。また、モスクワ大学の指導部とも積極的に協力しています。今、私たちは、モスクワ国立大学と北京理工大学との大学間共同プロジェクトを立ち上げているところです。」
また、多くの卒業生が学業の継続を計画し、研究活動に従事しようとしている。
日本語学科の卒業生マリアはすでに大学院入学試験の準備をしている。
「これから大学で教師の仕事を続けたいと思っいます。夢は立派な教師になるこどです。あと、次は博士を目指しています。研究としては、一番興味のあるのは、日本の南の方言、特に九州の方言です。」
日本語学科の卒業生ヤナは、将来の計画について、外国人にロシア語を教え、ロシアの文化を紹介したい、と語った。
「ロシア語を外国人に教えたいと思います。日本人にも、もちろん、教えたいと思います。ロシアの文化を広めたいですから。」
学生たちは、露日関係、アジア諸国の人々との関係強化に貢献する希望を強調した。
日本語学科の卒業生レナ「ロシアと日本の友情関係が深まる時代になるように頑張っていきたいと思います。」
中国語学科の卒業生エカテリーナは、在学中に様々な国(韓国、タイ、フィリピン)に多くの友人ができた、と語る。
エカテリーナ「私は様々な国に多くの友人を持っています。国同士の関係も、私と友人たちの関係と同じように、暖かいものになってほしいと思います。」