産油量が最も増えたのはナイジェリア(日量154万バレル)。なおナイジェリアの産油量は5月、武装勢力の攻撃によって30年ぶりの低水準に落ち込んだため、産油量が回復したということになる。
リビアでは日量6万トン増加して日量31万トンとなったが、リビアの生産能力はそのポテンシャル(日量160万バレル)の4分の1未満となっている。
イランは6月、産油量を2011年以来最高の日量363万バレルに拡大し、制裁前の水準に近づけた。
なおイランとベネズエラでは生産量の減少がみられている。