ユーログループのデイセルブルム議長によると、スペインとポルトガルの無責任な態度により、欧州委員会はGDPの最大0.2パーセントに相当する罰金を両国に科す可能性があるという。なお、このような違反で罰金が科された場合、EU史上初となる。
経済・財政問題、税制、関税同盟を担当するモスコヴィッシ欧州委員によると、欧州委員会は20日以内に制裁に関する提案を発表しなければならない。なおモスコヴィッシ氏は、罰金が軽減あるいは免除される可能性も排除しなかった。
昨年、スペインの財政赤字は、目標がGDP比で4.2パーセントであるのに対して5パーセント、ポルトガルは3パーセント以内であるのに対して4.4パーセントだった。
なおスペインとポルトガルは10日以内に罰金の軽減あるいは免除を求めることができる。
先に伝えられたところによると、メルケル独首相は、最終的にEUの対ロシア制裁を解除する合意を結ぶことを目指すと語った。