地政学問題アカデミー所長をつとめるレオニード・イワショフ陸軍大将は水曜日、スプートニクに次のように述べた。
「韓国に展開されているTHAADシステムは、アジア地域に作られたアメリカの防空、ミサイル防衛システムの一要素に過ぎないということを、覚えておく必要がある。さらに、THAADはイージス艦のように発展段階にあり、THAADの性能はこの10年間で向上するだろう。」
また、イワショフ所長は「また現在、東南アジアにはおよそ10艦のイージス艦があり、それらは日本で展開されている指示のもと1つになって動いている。そしてそのシステムにTHAADも組み込まれる可能性がある」と強調した。
イワショフ所長によると、ロシアはこの傾向から目を放すべきではないという。
イワショフ所長は「モスクワは政治的外交的チャンネルを通じて、ロシアの国境全てを米国のミサイル防衛システムが囲んでいることに対する不満を強調しなければならない。実際は、アメリカが目的として設定したことは、将来的に、アジア地域に配置されているロシアの潜水艦にある弾道ミサイルを迎撃することだ。」と述べた。