「インノプロム」は、毎年開かれる国際産業見本市で、機械製作及びエネルギー産業用、さらには都市向けなど生産技術の最新の成果を披露するものだ。
今年2016年の「インノプロム」のパートナー国は、インドだった。2日間のフォーラムでロシアとインドの産業貿易担当大臣は、相互貿易取引の可能性や利益について討議した。具体的には、冶金工業や航空機制作分野での共同プロジェクト立ち上げの可能性や、輸入の拡大、IT技術の発展などについて意見が交換された。
マントゥロフ経済貿易相は、記者会見で次のように指摘した-
「今年の初め、私は日本を訪問し、ロ日貿易産業対話を行った。その際我々は、ロシア側にも又日本側にも、企業間の実務協力に向けた大きな関心があることを確信した。ビジネス対話への参加を計画した企業は当初300社だったが、その数は600社を超えた。」
「インノプロム」は、2010年からウラルの中心地エカテリンブルグで開かれている国際見本市で、工業、建築、医療、エコロジー、通信、教育、輸送など様々な産業分野でのロシアと外国企業のハイテク製品開発や共同プロジェクトに向けられたものだ。
毎年、パートナー国が決められるが、2015年は中国、今年はインドで、7月11日から14日まで行われている。95カ国から5万人以上のゲストが詰めかけると予想され、フォーラムでは、およそ40の合意に調印がなされる予定だ。
先に伝えられたところによると、ロシアの大手水力発電会社「ルスギドロ」は、三井と共同で、ロ日エネルギーブリッジ・プロジェクトの財務モデルを用意している。