電気メーカーIHIは、社員100人全員が安全な場所にいることを確認し、家にとどまるよう指示した。
またオフィスをイスタンブールに置く三菱重工業は、全社員に対し、特別必要な場合を除き外出しないよう指示している。
自動車メーカーではトヨタが、トルコ北西部に工場を持っているが、社員の居場所などについての情報を集め安否を確認している。
同じくトルコ北西部に組み立て工場があるホンダも、情報収集に努めている最中だ。
バス・トラックメーカーのいすゞも、社員に対し、家から出ないよう求めている。
商社関係では伊藤忠が、社員すべての安全を確認できたことを明らかにし、家から外に出ないよう指示を出した。
住友や丸紅も、全社員が無事であるとし、今後の措置を検討中だ。
三菱は現在、社員の居場所を確認する作業を続けている。
トルコ国内には全部で、およそ2千人の日本人が居住している。なお土曜日、日本発イスタンブール行きのすべての空の便は欠航となった。
トルコで16日未明、軍事クーデターの試みがあった。当局は「状況は制御下にある」と主張している。しかし、目撃者によると、反乱軍は攻撃を続けている。