米国国立衛生研究所の最新の研究で、なかなか妊娠できない1228人の女性に対し、性交の直前にアスピリンないし偽薬を服用するテストが行われた。
その結果、アスピリンを服用した女性の31%が男児を妊娠した。これに対して偽薬を服用した女性らの男児妊娠率は23%だった。また女児の妊娠率はアスピリン服用者と偽薬服用者の間では大差なく、それぞれ24%、25%だった。また薬を服用した女性の場合、子宮膜の炎症率も低かった。
これにより、アスピリンを使用することで体内組織が男児の胎児を拒む確率が下がることがわかった。一方で研究者らはこうした手法が功を奏すのは流産による子宮の炎症に悩む患者に限定されるとしている。
先に報じられたところによると、モスクワのイノベーションセンター「スコルコヴォ」で障害者用のパワードスーツを開発するエクゾアトレト社が記者会見を実施する。