JODIによると、サウジアラビアの2016年5月の原油在庫は、2014年8月以来の低水準にまで減少した。
在庫は昨年10月から12パーセント減少して2億8900万バレルとなり、過去15年間で最長の減少期間となった。
アナリストらは、サウジアラビアはこのような形で市場にとって困難な時期に脆弱な均衡を保とうとしているとの見方を示している。なおサウジアラビアは、ライバルであるイラン、ロシア、米国との戦いのために輸出を維持しようとしている。
先に伝えられたところによると、石油市場における供給過剰についての長引く懸念を背景に、世界の原油価格が下落した。