今年5月、地球から僅か40光年の距離に非常に珍しい星系TRAPPIST-1が発見された。3つの惑星すべてが、水が液体の形で存在できる、いわゆる「ライフゾーン」内にある。地球と同等の質量のものと見られる。
「ハッブル」研究チームは、主星の光線が公転中の第2および第3惑星の大気をどのように通過するかを調べた。
それにより、両惑星とも大気が薄く、ガス惑星ではないことが確認された。その空気は、水、二酸化炭素、酸素及び窒素を大量に含有しているかもしれない。
また、各惑星の空気の平均温度を測定することができた。第2惑星は摂氏92度で、生命には住みにくそうだが、他方は41度と、より快適。今後も「ハッブル」その他の望遠鏡でTRAPPIST-1を研究し、生命誕生に適した環境であるかどうかを突き止めていく。
先に伝えられたところによると、学者グループは火星で発見された「メッセージ」を解読している。