同時にIOCはロシア選手の出場の是非に関する決定権を諸国際スポーツ連盟に移譲した。従って、ロシアの陸上選手はリオ五輪には出場できない。既に国際陸上競技連盟(IAAF)が決定を下しているためだ。先にIAAFは、申請のあった136選手のうち、リオ五輪には走り幅跳びのダリヤ・クリシナ氏のみに出場を認めた。この決定は有効のまま。
また、トーマス・バッハIOC会長は、ロシアスポーツ省の役人は五輪の通行証を取得できない、と述べた。
「ロシアスポーツ省の当局者は五輪の通行証を取得できない」「IOCは倫理委員会を創設した。それが申し立ての審査を継続する」と会長。
なお、IOCのプレスリリースには、以前ドーピング問題を抱えたロシア選手はリオ五輪には参加を許されない、と記されている。