サハリン漁業・海洋学研究所予報課のアナトリイ・ヴェリカノフ課長は、次のように予測している-
「サハリン沿岸の海域には、常に3つのタイプのサメが生息している。アブラツノザメ、ニシネズミザメそして北極サメだ。これら以外に、ここ数年、時折、人食いサメと言われる大型のホオジロザメも姿を現すようにになった。2007年からアニワ湾では、このサメが2度捕らえられている。最近では2014年のことだった。
気候変動のせいで、熱帯や亜熱帯海域からの温かい海流がサハリンまで流れ込み、それと共に、サハリンでは見られなかったような生き物がやってきたのだろう。」
ホオジロザメは、これまで決して、ロシア沿岸には現れなかった。主に彼らは、カリフォルニアやオーストラリア及び南アフリカ沿岸で、獲物をとっている。
先に伝えられたところによると、学者らは、海水温上昇でサメの狩りが妨げられることを突き止めた。