アーミステッド選手は、2015年8月20日から2016年6月9日までの期間の3つのドーピング検査で、陽性となり選手資格が停止された。彼女は2つの検査に関して、自分の非を認めたが、三件目については訴えを起こしていた。
スポーツ仲裁裁判所は「アーミステッド選手は、家族のメンバーが重い病気にかかったことから、急遽プランを変更したため、ドーピング検査の一つにパスできなかった」との結論を出した。一方英国反ドーピング機関(UKAD)の代表者は、彼女の居場所を特定するため、十分な措置を講じたとしている。
先に伝えられたところによると、ロシア陸上競技界のドーピングスキャンダルを調査してきた、世界アンチドーピング機構(WADA)の元会長リチャード・パウンド委員の調査グループは、国が、全ロシア陸上競技連盟の活動に介入していたことを裏付ける証拠を見つけることはできなかった。