稲田氏は、日本の政治史上、2人目の女性防衛大臣となる。2007年、女性として最初に防衛大臣となったのは、日曜日に実施された東京都知事選挙で、自ら属する与党自民党の反対を押し切って出馬し当選した小池百合子氏だった。
稲田氏は、自民党総裁選挙で安倍氏に対抗し立候補を試みた党指導部唯一のメンバーとなった。この試みは失敗に終わったが、稲田氏は、自分の意見を主張し、派閥や権威をものともしない新しいタイプの女性との立場を得るようになった。
今春、稲田氏は、モスクワを訪問した。この訪問は、5月にソチで行われた安倍・プーチン会談に先立つものとして注目された。