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リオがその晴れ舞台を見れなかったロシア最強の選手たち
リオがその晴れ舞台を見れなかったロシア最強の選手たち
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今回のリオデジャネイロ五輪にロシアからは389人の選手が参加申請を出していたが、そのうち100人を越す選手がドーピングスキャンダルで参加が叶わなかった。リオ五輪がとうとうその活躍ぶりを見逃すこととなった世界最強レベルのロシア人選手たちをスプートニクがご紹介。 2016年8月9日, Sputnik 日本
2016-08-09T23:27+0900
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2022-04-27T22:14+0900
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リオがその晴れ舞台を見れなかったロシア最強の選手たち
2016年8月9日, 23:27 (更新: 2022年4月27日, 22:14) 今回のリオデジャネイロ五輪にロシアからは389人の選手が参加申請を出していたが、そのうち100人を越す選手がドーピングスキャンダルで参加が叶わなかった。リオ五輪がとうとうその活躍ぶりを見逃すこととなった世界最強レベルのロシア人選手たちをスプートニクがご紹介。

国際テニス連盟は禁止薬物であるメルドニウムを使用したとしてロシアのマリヤ・シャラポワ選手に1月26日より2年間の資格停止処分を科した。シャラポワ選手はこれを不服としてスポーツ仲裁裁判所に提訴。裁判の結果は今年9月に下される。

障害走110メートルの世界チャンピオン、ロシアのセルゲイ・シュベンコフ選手は「R-スポーツ」紙からのインタビューに、「リオ五輪の出場停止処分をくらっても、選手がそれを訴えないように全てが動いている。」

国際カヌー連盟(ICF)はリオ五輪への出場が禁じられた5人のロシア人選手を除名。エレーナ・アニューシナ、ナタリヤ・ポドリスカヤ、アレクサンドル・ディヤチェンコ、アンドレイ・クライトル、アレクセイ・コロヴァシュコフ選手が退会を余儀なくされた。2012年のロンドン五輪のカヤックペア200で金メダル獲得のアレクサンドル・ディヤチェンコとユーリー・ポストリガイ両選手(写真)はスウェーデンの選手らに場を譲る。

「無念。私は例外にはならなかった。リオ五輪には出場させてもらえなかった。奇跡は起きなかった。」 棒高跳びで2度の五輪優勝、3度の世界選手権優勝を果たした最強選手、エレーナ・イシンバエヴァさんはインスタグラムにこう記した。

2008年五輪のドーピング検体の再検査でロシア人選手14人に陽性反応がでた。そのうち11人が陸上選手。中には2012年ロンドン五輪の走り高跳びで金を獲ったアンナ・チチェロヴァ選手の名前も。

ロシア人陸上選手の出場禁止の決定が「世界陸上にもたらす害は計り知れない。これは政治レベルのカオスだ。」走り高跳びの世界チャンピオン、マリヤ・クチナ選手を育てたゲンナージィ・ガブリリャン監督は「R-スポーツ」紙に語った。ガブリリャン監督はクチナ選手は名誉をかけて戦う気構えにあるが、誰を相手に戦うか、分からないでいると力説。

重量挙げからもロシア人選手は完全に締め出された。メダル受賞の最有力候補で世界選手権4度の優勝経験を持つタチヤナ・カシリナ選手もその1人だ。

自転車競技のオリガ・サベリンスカヤ選手は2012年ロンドン五輪で2度の銅メダルを獲得。オリガもリオには出られない。

ロンドン五輪の走り高跳びで金メダルを獲得したイヴァン・ウーホフ選手も「ブラックリスト」に入れられた。2014年5月のカタールスーパーグランプリで金メダルを獲得し、自己ベスト2m41を出していた。