100万人のデータを調べた研究結果によると675億ドルとは、医療費とそもそもの生産性の損失から世界経済が負っている損失であるという。
研究グループリーダーのシドニー大学のメロディ・ディング氏はロイターに指摘したところ、損失の大部分は富裕国で起きているという。
研究はまた、座ることの多い生活は糖尿病、ガン、心臓病の進行リスクを高め、毎年500万人の死に繋がっていると示した。
ノルウェースポーツ研究所のウルフ・エケルンド氏によると、座ることの多い生活からくる害を補うためには、1日1時間ほど運動に当てる必要があるという。運動はたとえば、時速5、6キロの速さで歩くか時速16キロで自転車を漕ぐなどだ。
先に伝えられたところによると、英国の研究者が、肥満の人の脳は、平均体重の人の脳に比べ格段に早く老いると明らかにした。